外壁工事の流れ
外壁は日々雨や風、紫外線などにさらされる場所です。雨や湿気が内部に入り込むことにより壁材や基盤の腐食の原因となります。そんな外壁を守るため、外壁塗装、塗り替えを行っています。一般的な外壁塗装工事では、足場架設→高圧洗浄→下地処理→養生→塗装の順に作業を行います。メインの塗装には下塗り、 中塗り、上塗りの3工程があります。現場ごとに、状態ごとに適切な塗装を行い、お客様に満足していただけるよう日々業務にあたっております。
STEP1 足場架設
まず、外壁塗装をするための足場架設を行います。安全で安心な工事環境を整えるため、またご近所にお住まいの皆様にも安心してお過ごしいただくために、しっかりと丁寧に足場を組み立ててきます。
その際飛散防止ネットを張り、周囲に塗料や水などが飛び散るのを防ぎます。
STEP2 高圧洗浄
外壁・屋根塗装において、使用する塗料をしっかりとなじませて、壁面により密着させるポイントの一つが、塗装箇所の事前の入念な高圧洗浄です。建物に付着している埃や汚れ、苔などを洗い落とします。この作業は下処理の一部であり、外壁塗装を行う上で大切な作業のひとつです。これが不十分ですと塗り替え後の「ふくれ」や「剥がれ」などといった塗膜欠陥の原因となるため、丁寧に高圧洗浄を行います。
STEP3 下地処理
高圧洗浄を終え、十分にが異変気を乾燥させた後ヒビ割れや古い塗装などを完全除去し、旧塗幕の劣化を直します。塗装・防水を施工するにあたり、素地面の補修工事で、凹凸や亀裂、欠損、目違い、ピンホールや豆板などを削ったり、埋めたりする非常に重要な作業です。この施工により仕上がりが大きく左右されるため細かい部分まで丁寧に作業を進めていきます。
STEP4 養生
塗料の飛散と付着を防ぐため、養生ポリシートやビニールシート、マスカー、布テープ、マスキングテープで対象物を覆って保護する作業のことを指します。塗料のわずかな付きや跳ねなどから窓やベランダ、手すりなどを守るための、繊細でかなり時間と手間が必要となる工程ですが、次の塗装作業へ備え、丁寧な養生作業を行います。
STEP5 塗装
外壁塗装には下塗り、中塗り、上塗りの3工程があります。塗り回数は下地の種類や劣化の程度によって変わってきます。
①下塗り
下塗りをすることで下地の色を隠し、外壁と上塗りの塗料が密着し仕上がりがきれいになります。
②中塗り
下塗り後高塗りをすることにより、仕上がりの美しさやUPや塗料の性能(防汚性・防水性・遮熱)UPにつながります。
③上塗り
3度塗りの最終・最後の仕上げが上塗りです。下塗りと中塗りの丁寧な作業の集大成として、外観の美しさはもとより耐用性を担保するため、塗りムラ無く十分な厚みを持たせ仕上げます。基本的には中塗りと同じ塗料を用い、上塗りに至るすべての工程において、その後長期間にわたり美しく耐用・耐久性にすぐれたお客様にご提供しております。
塗り替え時期の目安について
外壁にこんな現象が現れたら塗り替えのタイミングです!
チョーキング
塗膜の表面を手でなでた際、黒板に用いるチョークの粉のようなものが付く現象。塗膜の保護機能がなくなっている状態のことを言います。外壁の塗装表面にある表層樹脂が、熱や紫外線、風雨などによって劣化してしまうことによって発生する現象で、壁を触ると手に粉が付着します。粉の色は白いことが多いですが、外壁の色と似たカラーの粉末が付着していたら、チョーキング現象である可能性が高いです。
ヒビ割れ(クラック)
壁にヒビ割れが発生している状態を指します。(一般に1~3mmのヒビ割れだと雨漏れの可能性がある)外壁のクラック(ひび割れ)は、経年劣化や施工不良、地震など様々な原因で発生します。
クラックを放置すると、雨漏りをはじめ建物全体の強度を低下させる原因となってしまいます。外壁クラックを発見したら、早めに補修が必要です。
かび、藻、さび
風通しの悪い面に発生しやすい水かびや藻は、塗料の劣化を早めることになり、鉄部の塗装の劣化により発生するサビは欠落の原因にもなります。サビは放置してしまうと腐食し穴が開いてしまいます。穴が開いた状態ですと塗装での修繕は不可能となり取り換えが必要となる場合もあります。また、これらは建物にダメージを与えているだけではなく、美観が大きく損なわれることになるため、早めの塗り替えをお勧めしております。